今日のポンツカは当面の間3人で活動することを決めたメンバーからの報告でした。報告は公式サイトで事前にされていたので、概要は知っていたけど直接私たちに話をしてくれました。

藤くんが「3人の総意」と断って代表して、一生懸命に話しました。

話す内容も3人がどんな様子なのかも分かっていたことではあるけど、憔悴しきった3人の声を初めて聞いて止めどなく泣きました。

私はたぶん、自分の大切な人がこんなにも傷ついたのを目の当たりにしたことがないのです。

藤くんはBUMP OF CHICKENが出した答え、そこに至る経緯、これからについて、触れるのが辛いところにひとつひとつ触れながら、何からも逃げずに説明してくれました。

報道以降SNSなどでたくさん、いろんな人がいろんな投稿をしていたけれど、それをずっと読んできたということを話しました。リスナーの人たちの気持ちをひとつひとつ受け止めていたということです。

そんなことをしなくても、全部想像つくくらいいろんな人の気持ちや状況をいつだって考えて、人の分まで傷ついて、だから人の心に寄り添える唄を歌ってきた人です。

それでも自ら読んで、分かろうとしに行った。藤くんはどこまでも藤くんです。

ヒデちゃんも、ヒロくんも、チャマも、藤くんがこういう人であることを、私以上に知っていることでしょう。もちろん藤くんだけじゃなくて、ヒデちゃんもヒロくんも読んで、一緒に受け止めているのです。

怒り、憎しみ、絶望、悲しみ、そういう類の感情を呼び起こすような発言がたくさんなされていました。でも、それに勝ったのは、リスナーがBUMP OF CHICKENを、BUMP OF CHICKENの音楽を大切に思う気持ちです。

藤くんは、大切に思ってくれていることはわかっていたけど、自分が思っている以上だったと言いました。

私は20周年記念ライブの最後の藤くんのMCを思い出しました。藤くんが初めて(私にとって)ライブのMCでいつも「泣いちゃうから言わない」と言わずにいた話をしてくれました。

いつも「ありがとう」と言っている、その想いについてです。説明した後に藤くんは「でも君たちはどれだけありがとうと思っているか全然わかっていない」と言いました。

私は生意気にも食い気味で、「私たちのありがとうがどんだけのものかも、藤くんは全然わかってないと思う」と思ったのです。

藤くんがリスナーがどれだけ傷ついたり苦しんだりしたのかを知りたくて自ら読みに行って、そこで出会ったのがリスナーの自分たちへの想像以上の強い愛情や信頼だったということが、私はとても嬉しかったです。

そして彼らが出した結論が「何がなんでもバンドとして音楽活動を続けなきゃいけない」でした。

何がなんでもです。

これから起こるどんなことからも逃げずに、BUMP OF CHICKENを続けていくということだと思います。

ポンツカを続けていくことも宣言してくれました。

私は彼らの誠実さと勇気と背負った傷や痛みを知る人間として「しっかりと全力で」BUMP OF CHICKENの音楽や活動を受け止める存在として生きたいと思います。

「しっかりと」の意味を、「全力で」の意味を、「誠実さ」の意味を、「受け止める」の意味を考えながら。

私はこの放送を聞いて、何よりも私たちに伝えることを最優先にしてくれたのだと思いました。藤くんの声もヒデちゃんとヒロくんの相づちの声も震えていて、いろんな思いを堪えながら、言葉を探しながら、全然準備なんかしないでありもままの心でそこから、私たちへと真っ直ぐに届けてくれたのだと思います。

彼らにはそんなつもりはないと思うけれど、私は助けに来てもらったと感じています。彼らの想いを聞いて、私の傷は癒えました。これから流す涙は悲しみじゃない。これからBUMP OF CHICKENをよく知らない、或いはよく知っている誰かのどんな言葉や気持ちに出会っても、私は動揺しないと思います。

何がなんでもバンドとして音楽を続けていくという思いを信じているからです。私の彼らを信じる気持ちは、私以外の誰がどのような気持ちでいようとも、揺るがないし傷つかないのです。もう誰も憎まないでしょう。そう確信できたから、「助けてもらった」と思うのです。

彼らの決断が、心が、私を救ったと思います。

私の心はこれからも痛むでしょう。震える声でこんな話をしなければならなかった、そしてその続きを選んだ彼らの痛みを想像して泣くでしょう。

それでも私は笑います。前を向きます。彼らの想いや音楽を、しっかりと全力で誠実に受け止める、をしたいから。

aurora ark最終日に、私はもっとBUMP OF CHICKENから信頼されるリスナーになりたいと思いました。彼らが安心できる、信じられる、怖さを和らげられるそういう存在に。

藤くんは「信頼を裏切ってしまった」と言ったけれど、信じているのだから裏切られてもいないのです。藤くんが飴玉の唄で教えてくれたことです。BUMP OF CHICKENが私を裏切る日は永遠にやってこないし、私を傷つける日も永遠にやってこないのです。藤くんはまだ勘違いしている。まだわかってない。もっと私を信じていいのに。

そう、私がまだまだ足りないから、頼りないから、信頼に値しないからいけないのです。全力になるのはこっちの方です。

来週にはもうポンツカを放送すると言ってくれました。収録するのはとても酷だと思うので、しばらく休んでからでいいよと言いたいですが、それは私の心が痛むからという勝手な話。彼らが放送すると決めたのだから、私はどんな放送でも大切に聞きます。

BUMP OF CHICKENに対する感謝とか尊敬とかありとあらゆることを伝えたいけれど、言語化は不可能です。

でも言います。

皆さんの決断と行動に感謝します。ありがとう。とっても嬉しいです。これから死ぬまでよろしくお願いいたします。

彼らの報告の後に流れたのは、「ガラスのブルース」と「真っ赤な空を見ただろうか」と「Gravity」でした。

「僕らは歌い続ける」、「君たちに勇気をもらった」、「君の明日が続くことを祈っている、またね」。そういうメッセージだと思いました。

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