仕事、学校、介護、病気、母であること、夫でいること、子供でいること、自分でいること。
生きていると自分が背負っているものが誇れない、愛せない、もう手放してしまいたくなる時がある。
荷物を背負うことだけじゃなくて、いっそ人生ごと止めたくなっている人もいるよね。

捨ててしまいたい荷物をずっと背負ってきて、もうそれをいっそ捨ててしまいたくなってしまった。
arrowsはそういう二人が出会って“探検ごっこ”をする物語の曲。

Aメロ

大長編の探検ごっこ 落書き地図の上
迷子は迷子と出会った 不燃物置き場の前
嫌いな思い出ばっかり詰めた 荷物を抱えて
ずっと動けない自分ごと埋めて と笑った

リュックサックを背負った僕と君が、不燃物置き場の前で出会う。出会った場所の役割と背中に背負った荷物を見て、お互いに共感を覚えた。

見つけたものは本物だよ 出会った事は本当だよ
捨てるくらいなら持つからさ 貸してよ
なるほど これだけあれば 当分お腹減らないな
一緒に ここから 離れよう

自分だって不燃物置き場の前に来てしまったけれど、僕はこの場所で出会った君の荷物を捨てて欲しくないと思った。ずっとこの場所で捨てようか捨てまいか考えて、そんな自分ごと埋めて欲しいという気持ちでいる君の代わりに荷物を持つこと提案して、一緒に探検ごっこをしようと提案する。

二人で一緒にする探検ごっこは心強くて楽しくて、君は笑顔でいてくれた。行きたい場所は全部廻った。

ひとつだけ 誤魔化したままだ お互い気付いてる
何を背負っても 自分のものじゃないなら

二人はこの探検ごっこの先にあるものを予感する。いつまでもこのままではいられない。僕らは誤魔化したまま生き続けることはできないのだ。

今こそちゃんと 言ってあげなくちゃ

さよなら言えない自分に 言わなくちゃ

君に出会った時に僕は「大丈夫だよ」と言ってあげられなかった。だから荷物を持って一緒に行こうなんて提案をした。
だけどそれでも、僕は僕の、君は君の荷物を背負って生きなければならないということは変えられない。
君がこれから自分の荷物を背負って生きていけるように、僕が僕に大丈夫だと言ってあげる必要があると気付く。

そしてその後、僕は君にある約束をする。
この約束は、本気で音楽というコミュニケーションツールを使って人と繋がろうとした、藤原さんからのメッセージだと思う。
この曲を聴いた人との約束だ。

もしあなたが捨ててしまいたい荷物や命を持っているのなら、ぜひ聴いてみてね。
あなたが聴いて大切にする限り、この約束は有効だと思うよ。

arrows



アルバム「orbital period」



楽曲情報

タイトルarrows
作詞・作曲藤原基央
編曲BUMP OF CHICKEN & MOR
収録アルバムorbital period M15

この曲もおすすめ

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事