あなたはあなたを嫌い?

嫌いな部分がある。全部嫌い。嫌いと思う時がある。大きな罪悪感を持っている。自分はいない方がいいと思う。嫌いっていうか消えたい。いろいろだと思う。

そんな時にあなたがあなたに言っている言葉、ぶつけている気持ちがあるよね。

それをさ、あなたの一番大切な人にその軽蔑の気持ちたっぷりでその言葉を直接面と向かって言ってみて欲しいんだ。

できないよね。

そんなことしたら、すごい傷つくよね。関係修復できないかもしれないよね。言ったあなたも罪悪感でいっぱいだよね。

でもあなたはあなたにそれを平気でやり続けているんだよ。

すごい傷つくよね。関係修復できないかもしれないよね。言ったあなたも罪悪感でいっぱいだよね。

嫌われた自分側に立って考えてあげたことがある?真剣にだ。真剣に嫌われた側に立って気持ちを考えたことがある?

メーデーは、あなたに嫌われてあなたの心の奥底に追いやられてしまったあなたを、助けに行く唄なんだよ。

君に嫌われた君の 沈黙が聴こえた

君の目の前に居るのに 遠くから聴こえた

発信源を探したら 辿り着いた水溜まり

これが人の心なら 深さなど解らない

僕が、嫌われちゃったあなたの無言の救難信号に気づいたところから唄は始まる。

息は持つだろうか 深い心の底まで

君が沈めた君を 見つけるまで潜るつもりさ

苦しさに比例して 僕らは近付ける

再び呼吸をする時は 君と一緒に

そしてあなたの心に潜って、救難信号を発しているあなたを心の外に連れ出そうと決める。

口付けを預け合おう 無くさずに持っていこう

君に嫌われた君へ 代わりに届けるよ

僕も嫌いな僕がいるんだ。

だからお互いにお互いの心に潜って、ここで預け合った自分への口付けを届けに行くという約束をする。

傷付ける代わりに 同じだけ傷付こう

分かち合えるもんじゃないのなら 二倍あればいい

BUMP OF CHICKENの藤原基央さんって人がさ、あなたのことを全然知らないけれど、あなたがあなたを嫌っていることを知っているの。

それでいっぱい傷ついていることも知っているの。

あなたの痛みを分けてもらえるなら僕が引き受けるよって気持ちでいてくれているの。

でも、できないから、あなたと一緒に自ら傷つこうと決めたの。

これはね、藤原さんがあなたを助ける唄じゃないの。

あなたがあなたを助けにいくの。

この曲を聴いて、あなたに嫌われたあなたの気持ちを真剣に考えて、歌詞の意味を考えて、自分で自分を助けるってことの意味がわかって、こんなことをしようと思った藤原さんの気持ちがわかって、あなたも誰かの心に潜ろうと思えるまでは、あなたはあなたをやめないで。

私がお願いするのはおかしいよ。お願いされてやることでもないよ。わかってる。

でもね、どうしても、それまではやめないで欲しいんだ。

だってさ、私にはあなたを助けられないから。

私だけじゃなくて、あなたを助けられるのはこの世でたった一人あなただけだから。私としてはあなたにお願いするほかないんだ。

助けてあげられなくてごめんね。あなたが感じている痛みをあなたから除去する技とか持ってなくてごめんね。

私はね、あなたはあなたを助けてあげられる人だって思ってるよ。それが出来るくらい勇敢で優しくて愛のある人だって。

藤原さんがメーデーについてのインタビューで話していたこと。

「『この曲聴いて自殺やめました』みたいなの今まで何通かもらったことあるんですけど。俺それはその人のパワーなんじゃないかなって。その人が自分で自分を救ったんじゃないかなって思うんです。自分の力で今自分を救える何かを探して、それを選んだっていうその人の行為なんじゃねえかなって。その人自身が自分を救ったんじゃないかなって思うんですけどね。」

ROCKIN'ON JAPAN 2007年11月号より

メーデー、聴いてね。

シングル「メーデー」



アルバム「orbital period」



ベストアルバム BUMP OF CHICKEN II [2005-2010]



楽曲情報

タイトルメーデー
作詞・作曲藤原基央
編曲BUMP OF CHICKEN & MOR
リリース2007.10.24
形態CDシングル
収録アルバムorbital period M3
ベストアルバム BUMP OF CHICKEN II [2005-2010] M7

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tomonoのメーデー拝聴感想文はこちら

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