
会いたいけれど会えない人。
恋しくなって話がしたくなる時。「話がしたいよ」はその情動が溢れたわずかな時間を唄っている。
持て余した手を 自分ごとポケットに隠した
バスが来るまでの間の おまけみたいな時間
バス停についたらバスが来るまで少し時間があって、ふいにすることがなくなってしまったところからこの曲は始まる。
横断歩道にいる人、信号機、宇宙を飛ぶボイジャーのこと。心に入れ替わり浮かぶさまざまの中に、君のことも現れては消える。
この瞬間にどんな顔をしていただろう
一体どんな言葉をいくつ見つけただろう
ああ 君がここにいたら 君がここにいたら
話がしたいよ
静かに始まった曲は徐々に熱を帯びて、君と時間を共有したいという思いも高ぶっていく。
どうやったって戻れないのは一緒だよ
じゃあこういう事を思っているのも一緒がいい
友達、家族、恋人、昔の恋人、前の職場で仲の良かった人。あるいは死んでしまった人。
それぞれが今いない君を思い浮かべるだろう。
切ないほど君が恋しくなって、同じ気持ちを感じる瞬間が君にもあって欲しいと思う。
知っていた通りバスが来て、この曲は終わる。
君への想いがどんなに募っても素知らぬ顔をして、バスが来たからバスに乗る。
あなたは誰を思い浮かべるかな。何を思い出すかな。
話がしたいよ、ぜひ聴いてね。
楽曲情報
タイトル | 話がしたいよ |
作詞・作曲 | 藤原基央 |
編曲 | BUMP OF CHICKEN & MOR |
リリース | 2018.11.14 |
形態 | CDシングル「話がしたいよ/シリウス/Spica」M1 |
収録アルバム | aurora arc M9 |
タイアップ | 映画「億男」主題歌 |
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tomonoの話がしたいよ拝聴感想文はこちら。藤原基央さんのインタビューも紹介しているよ。