aurora arc は2019.7.10にリリースされた9枚目のアルバム。

アルバムリリース時のインタビューでは、もはや恒例のお話とも言えるくらい、藤原基央さん(ボーカル&ギター、作詞・作曲)は毎回同じ説明をしているのだけど、BUMP OF CHICKENはアルバムをリリースするために曲を作るということを基本的にしないバンド。 1曲1曲を作ってリリースしたりしなかったりして、ある時にアルバム程度の曲数がたまって、スタッフさんに「そろそろアルバムができるんじゃない」と言われてアルバムを作り始める。その段階で必要であればアルバム用の曲を作る。

「だから今回も『タイトル考えて』って言われた時点で思いついたのは『ここ数年の俺のベスト』みたいな、そういうタイトルで」
▶はははは。
「もしくは『ここ数年のBUMP OF CHICKENの様子』、あるいは『ここ数年の俺の全力疾走』みたいなさ」

MUSICA 2019年8月号より

aurora arcはそのタイトルが生まれるまでの物語がとっても素敵でね、それを知っているのと知らないのとでは、リスナーとしてこのアルバムへの思い入れが変わってくるのでぜひ紹介したい。

けれども、そうすると音楽雑誌のインタビューのその部分を全転載となってしまうので、どうにかこうにか1/100スケールになっちゃうけど概要を紹介するね。 (藤原さんの言葉と熱量であなたに直接届けられるのがベストだからね、私としてはMUSICA2019年8月号29ページから32ページまでをぜひ読んでほしいと思う。)

Auroraという曲を作っている時にアルバムのタイトルを考えていた藤原さん。オーロラについて「いつか見てみたい、行ってみたい憧れのもの」という感覚でいたのだけど、そういうものを本当に見に行く(しに行く)という行為やその気持ちは、曲を作っている時の藤原さんの気持ちと共通している。

ドキドキとワクワクと、本当にあるのかわからない不安、怖さ、でも見たい気持ち。

そしてそれは多くの人にもあるものだろう。

オーロラについてネットで調べていた時に、とあるサイトで「オーロラアーク」という言葉を見つけ「aurora ark」というオーロラの方舟を意味するスペルを当てはめた藤原さん。

実際には「aurora arc」でオーロラの弧を指す言葉だったのだけど、まさに自分が出会いたかった言葉に出会えたと思い、メンバーに提案。全員賛成してアルバムのタイトルに決定。

スタッフさんの提案でオーロラを見に行くことになり、3泊5日の強行スケジュールでBUMP OF CHICKENとスタッフさんで、カナダのイエローナイフに行き、ジャケットやツアーグッズにも使われた写真を撮影。

そして藤原さんが勘違いした「aurora ark」という言葉から藤原さんが連想したのが、2004年にリリースしたアルバム「ユグドラシル」のブックレット(歌詞カード)の物語。

少年が巨大な巨大な巨大な木を見に行くためのお話。その巨大な木を大きな船に乗って船の上から見るイベントがあると知り一人でリュック一つ背負って旅に出る。少年はやっとのことその船乗り場にたどり着いたのに、その乗船券を持っていなくて乗れないの。

その大きな船。その船の名前がaurora arkなんだって。15年の時を経て繋がったの。

そしてaurora arkをツアーのタイトルにした。ツアーグッズもデザイナーのVERDYさんがデザインした船が描かれているの!

ただただ1曲1曲を全力で作ってきた「ここ数年の俺の全力疾走」をまとめた曲たちが、aurora arcという言葉に出会って繋がった。

Auroraを作っている時にスタッフさんがアルバムにしようと言ったから、そのタイミングだったからaurora arcもaurora arkも生まれたんだよね。

ひとつひとつの出来事が積み重なって奇跡のようだね。愛おしいね。全力疾走してたどり着いたところ、そしてその先はaurora arkという間違いなくBUMP OF CHICKEN史上最高のライブツアーに続く。

1曲1曲については個別の記事で紹介するね。

アルバム「aurora arc」



「BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark TOKYO DOME」(通常盤)[DVD]



藤原くん、ヒデちゃん、チャマ、ヒロくん。
aurora arkを作って届けてくれてありがとう。ずっとずっと聴き続けます。

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